ベトナムの基本情報


地理


 ベトナム社会主義共和国(通称ベトナム)は、東京から直行便で約6時間。インドシナ半島東部の南シナ海沿いに位置し、北は中華人民共和国、西はラオス、南西はカンボジアと国境を接しています。首都はハノイで、人口は9,554万人です。

 ベトナムの面積は約33万平方キロメートルと、日本の0.9倍ほどです。ベトナムの国土は平地が少なく、4分の3が山岳や高原です。国民の多くは、山地の間に点在する平地で生活をしています。


民族・言葉・宗教


 ベトナムの民族は、86%がキン族で、他は50以上の少数民族で構成されています。公用語はベトナム語ですが、観光地や大都市では英語が通じるケースが多くなっています。

 ベトナムの宗教は、仏教、カトリック、カオダイ教などです。


文化


 ベトナムは、かつて中国やフランスの支配下にあった影響から、両国の影響を強く受けています。例えば、商業の中心地であるホーチミンでは、フランス統治時代の名残が感じられるコロニアル調の建物が街中に多く残っており「東洋のパリ」と呼ばれる一方で、寺院や瓦屋根の旧家など中国文化を感じさせる建物も多く、東西の文化が混ざり合った街並みが広がっています。

 またベトナムでは、コーヒー、パン、プリンなどが定着し、バゲットに肉や野菜を挟んだサンドイッチ「バインミー」が国民食となっています。また、日本人にも馴染みのあるフォーや生春巻きが広く食されており、ベトナムの食文化でも中国とフランスの影響が大きく残っています。


気候


 ベトナムは、日本のように南北に細長く伸びており、南は赤道近くまで伸びているため、南西モンスーンの影響をうけます。また7月から11月は台風の影響もうけ、国土の中央部は被害を受けやすいです。

 ベトナムの北部は温帯性の気候であり、4月から10月までが雨季です。北部に位置する首都ハノイの平均気温は、1月が16℃、7月が29℃で、年平均降水量は1,704mmです。一方、ベトナムの南部は熱帯性の気候で、南部にあるホーチミンの平均気温は1月が18℃、7月が33℃。平均降水量は1,000mmとハノイより少ないです。

 ベトナムでは、南北で国民の気質も異なり、北部は勤勉で協調性が高く、南部はマイペースで楽観的な人が多いと言われています。


日本との関係


 日本とベトナムは1973年に外交関係が樹立されました。1978年末にベトナム軍がカンボジアを侵攻したことから、両国の関係が冷え込みましたが、1991年のカンボジア和平合意を受け、関係は修復されています。

 ベトナムの在留邦人数は22,125人(長期滞在者21,808人、永住者317人)と、フィリピン(同16,894人)よりも多いです。進出日系企業拠点数は1,920と、インドネシア(1,994)とほぼ同じで、フィリピン(1,356)、シンガポール(1,239)、台湾(1,229)、マレーシア(1,247)、韓国(996)を上回っています(2018年)。